深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

骨にトゲかい!

股関節の骨に骨棘(骨のトゲと書いてコツキョクと読みます)ができることがあります。
骨のトゲというと痛そうですね、何かに刺さりそうで。

よくできる場所は決まっています。
寛骨臼蓋にできやすいです。
どういう風にできるかと言うと、いわゆる“屋根”が浅い人の屋根を深くするようにできるんですね。
正面から撮ったレントゲンで見ると、屋根が外側に伸びて確かに棘のように見えるんですね。
『この棘が筋肉に刺さって痛いんですよ。』な~んてバカな説明をする先生もいるようなんです。

私は骨棘について貴重な経験をしたことがあります。
2年前の雪の降る山梨でのことでした。
私は鹿児島の患者さんとある先生の診察を受けに行きました。(私は付き添いの弟という役で)
その先生は、レントゲンにて臼蓋にできた骨棘を下から撮ったのです。
このようなレントゲンの撮り方は初めての経験でしたが、非常に重要なレントゲンの撮り方だと感じました。

皆さん想像してください。
野球帽のツバの部分があります。
横から見ると棘状に見えますが、下から見ると面積も広く棘には見えないでしょう?
その患者さんの骨棘は、野球帽のツバのような面積の広い見事な屋根として再生された骨棘でした。
つまり、屋根が浅いから骨が自分で考えて屋根を作るんですね。
残念ながらこの修正は、一般的には“変形”と言われ悪者扱いされるんですね。
“骨棘”と言うネーミングも悪いですね、誰が名前を付けたんでしょうねぇ。
もしも“骨修正”とでも名づけていたら、考え方も変わったでしょうね。

屋根ができるまでは痛みが出る場合があるのですが、屋根ができてしまうと股関節は安定するために痛みは少なくなります。
事実、この患者さんの場合、左脚を痛がっていましたが、屋根がしっかりできてからは右脚を痛がり、左脚は痛がらなくなりました。
右脚はまだ骨棘の屋根ができていませんでした。
だから現在右脚が痛いことがあるんですね。
右脚にも骨棘ができると考えています。
そうするとこの患者さんは両脚ともに手術をする必要がなくなるかも知れませんね。
皆さん、骨の修復力ってすごいんですよ!

この先生は患者さんに言いました。
『左には立派な屋根ができたね、もう手術は必要ないですよ。』



変形性股関節症を怖がらないでね