深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

人工関節なんて怖くない!②

人工関節手術後の恐怖ベスト4は怖くないシリーズ・・・・名前が短くなりました。

第2弾 人工関節脱臼が怖くないわけ

入院中は脱臼しやすいです。ところが退院すると脱臼しにくくなるのです。
ご主人の愛に包まれるから・・・?  ブッブ~。
答えの前に、人工関節はどのように脱臼するのでしょうか?
人工関節は通常骨盤側の凹と大腿骨側の凸と間の軟骨にあたる部分、大腿骨にはめ込まれる部分からできています。

単純に凹部分から凸部分がはずれてしまうのでしょうか?
そんなに簡単にはずれるように設計されているでしょうか?
簡単にはずれると仮定したとしても、人間の身体には、股関節がはずれないように押さえ込む働きがあります。
股関節周辺の靭帯や筋肉群です。レントゲンには写っていませんよ。
股関節周辺の靭帯や筋肉は手術中に部分的に切られます。そうしないと股関節の内部を手術できないからです。
人工骨が入れられた後は、股関節がはずれない様に靭帯や筋肉は丁寧に縫い合わされるでしょう。
縫い合わされた靭帯や筋肉は5~6週関してしっかりくっ付きます。
この5~6週間という期間に股関節がはずれようとすると、縫い合わせた部分が開いてしまうかもしれませんし、この期間は筋肉だって脱臼を抑える力を出しにくいのです。

もうお分かりですね?入院中に脱臼しやすいわけが・・・。
手術したばかりは、靭帯や筋肉の脱臼を抑える働きが弱いので脱臼しやすいのです。退院する頃には、脱臼の確率もかなり減るでしょう。
一方、病院側からすると、入院中に脱臼しやすいわけですから「脚を内側に持っていかないでね、脱臼しますよ!」と口うるさく言うと思います。
しかし、その言葉の中に「入院中ははずれやすいから・・・」と言う前置きはありません。

ところが、そう言われた患者さんは、一生ビクビクするんですよ!!!

私は股関節患者さんで人工骨の手術をしている方には、「普通の股関節と思ってください。はずれません。」と言います。
これから人工関節の手術を受ける患者さんには、「手術後5週間は頑張らないでください。大切なのは早く歩こうとすることではなく、その先人工関節を長持ちさせることです。」
股関節内部の手術創がくっ付くまでには5~6週間かかります。
これはいくら医療技術が進もうとも変わらない人間の治癒力の問題です。
人間自体が進化すれば別の話ですが・・・。
しかし、現代の医療事情は入院期間や手術後に歩きだす期間をどんどん短期にしています。
その理由はなんでしょうか?
手術創が小さくなっているから?医療技術が進んだから?・・・人間の身体は変わらないのに・・?

まさか、医療保険制度が変わったからではないですよね・・?
長期入院にすると儲かりませんからね・・・??
そう考えられえも仕方ないですよね。

ですから、私は患者さんに「入院中は頑張らないでください。」と言っているのです。
頑張り過ぎて内出血をした人の話を聞いたことがあります。
繰り返しますが、重要なことは、手術後早く歩けることではなく、手術創をしっかり治して長持ちする股関節にすることです。
退院後にも脱臼をする人はいます。入院中に何かのトラブルがあった人に多いと思います。
そういう人はまれです。
そういう話は聞いたことがありますが、私自身は実際にお会いしたことはありません。

きれいに手術創がくっ付いていれば脱臼する理由がありません。
人工関節脱臼なんかでビビらないでくださいね。



変形性股関節症を怖がらないでね