深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

“流れ”を感じます!④

最近、人工関節手術の入院短期化の“流れ”を感じています。
患者さんにとって、入院期間が短いということは良いと感じる人もいると思います。
一方、その後に、リハビリ目的での他院転院を希望される方もいます。

どうして短期入院となってきたのでしょう?

①手術の技術が向上したから。
②保険制度の変化に合わせたため。
③皆がそうしているから。
④やってみたら、出来そうだから。
④人間の身体が進化したから。

答えは先生が知っています。

私は、入院期間の短い病院で手術を受ける方には『入院中は一生懸命リハビリを行わないでください。』と言っています。
手術の傷口が小さくなりつつあります。
確かに手術法も進化しています。
しかし、人間の身体は進化していません。

手術後2~3日で立ったという話を聞きます。
手術で切られた股関節周囲の傷は大丈夫なのでしょうか?
不安でなりません。
中のほうの傷口が十分くっつかないうちに、立つとか歩くとかしてもいいもでしょうか?
中のほうの手術による傷が1日でくっつくと言う人間の進化があればいいのですが・・・。

私が勤務していた病院で、何人かの先生に聞きました。
「先生、中の傷はどのくらいでくっつくのですか?」
ほとんどの先生は5~6週間と教えてくださいました。
手術法の進歩によって当時とは変化があるとは思いますが、かなり短くなったとは考えられません。
内出血が心配です。
手術後の経過に支障が無ければいいのですが・・・?

手術後は傷の回復を優先させるべきです。
手術後長く使う脚ですから。
実際、頑張りすぎて内出血を起こしたと言う話を聞いたことがあります。

患者さんは手術後に頑張ってしまうようです。
おなじ部屋の皆さんが頑張っていれば、頑張ってしまいますよね・・・。
私の患者さんに、「手術後に頑張りすぎないでくださいね。」と説明して「私は怠け者だから、大丈夫ですよ。」と言った方がいました。
入院中にお見舞いに行くと、「頑張りすぎて左足が痛くなりました。」と言っていました。
そういう雰囲気が病院にはあるのでしょうか???

その患者さんのその後の経過の中で、半年くらいは明らかに違和感を訴えていました。
現在手術後2年になり、すっかり順調になりました。

入院期間の短期化には、もしかしたらそんな問題が潜んでいるかもしれません。
リハビリは手術後6週くらいから本腰を入れるか!くらいの気楽な気持ちで臨まれてはいかがでしょうか?
ちなみに、私は原則として手術後3ヶ月以上経たないと施術をしないようにしています。
手術後の経過が悪い方の中には、内出血の可能性もあるのかもしれません?
おそらく、身体が吸収してくれるとは思うので、後遺症は残らないとは思うのですが・・・出血量が多いと心配ですね。

手術後順調だった方には関係ない話ですね。
手術の前には、先生に確認しても良いと思いますよ、大切な自分の足ですからね。

入院の短期化競争のような事態が起きないように祈ります。


変形性股関節症を怖がらないでね