深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

RAOの悩み

私が困る質問の一つに「病院で臼蓋形成不全と言われ、『今手術しないと、将来的に歩けなくなるよ。』と言われました。先生ならどうします?」があります。

「もしも先生の娘さんが臼蓋形成不全でRAO(臼蓋回転骨切り術)を勧められたら、先生ならどうします?」という質問もありましたね。

私の現在の考え方は、「できるだけ現状を維持させ進行を止める努力をする。うまくいけば一生手術しないで維持し、最悪の場合は人工関節を考える。」という考えになるかもしれない。

前回も書いたが、臼蓋形成不全=すべてが悪化するとは考えていないからである。


しかし、患者さんにしてみれば、「屋根が浅い(臼蓋形成不全)」と先生に言われたら、「じゃ、屋根を深くすればいいじゃん。」と考えるのが普通かもしれない。


RAOのメリットとデメリットを私の経験から考えてみる。

【RAOのメリット】
●屋根ができたという安心感。
●屋根ができたことによる股関節の安定感がでる。
●痛みが出にくくなる、痛みが取れる人もいる。

【RAOのデメリット】
●手術によって違和感が残る方がいる。
●痛みは弱くなるものの、痛みが出る方がいる。
●経過が悪く人工関節に移行する人がいる。
 (万が一経過が悪くても“人工関節”という救済措置があるという考え方もある)
●比較的良好な状態で手術を行った場合、手術前の運動状態には戻らないという方がいる。

私が考える、簡単なメリットとデメリット、参考程度と考えてください。


手術を迷ったときは、メリットとデメリットを考えて、
「デメリットは理解するが、私は屋根がある安心感を選ぶ。」と判断する場合は手術をしていいと思います。
一方、「メリットばっかりだと思っていた。デメリットを考えるとしばらく考えたい。」と思えば、手術をあせらず、RAOについてもう少し勉強してみてはいかがでしょうか?

ある意味、手術をするも正解、手術を避けるのも正解かもしれません。


良いアドバイスではないかも知れませんが、RAOの場合、急いで結論を出さなくても良いと思います。
メリット・デメリットについてよく調べてみて、自分としての納得のいく結論を出していただきたいと思います。

今は多くの情報があふれていますからね。



変形性股関節症を怖がらないでね




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