深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

骨盤の前傾について 3

毎日夏バテの松本です。
いよいよ、本を書くことが本格的になってきました。


9月28日の銀サロ7周年パーティーのお申込み締切日は9月15日です。
皆様、参加ご検討宜しくお願い致します。


大阪店からのお知らせです。
一昨年から田山先生が大阪店でお世話になっていましたが、最近予約率が非常に低くなってきました。
田山先生は、銀座の方で予約がとりにくくなっていますので、8月の大阪出張をもちまして、大阪店での施術を終了させて頂きます。
皆様には約2年間たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。







もう律子さんの事は書かないつもりでしたが、先日ゴルフの練習を一緒に行う機会があったので追加記事になります。

律子さんの過去の記事はこちらをお読みください。




あと2年半後に一緒にゴルフコースへ出る約束をしています。

律子さんの痛みは全くなくなっています。
まだ骨盤は前傾していますし、疲れると身体は右に揺れますが、仕事も出来ていますし、ゴルフも水泳も出来ています。

今後、横揺れだけはもう少し改善したいと考えていますがぼちぼちです。

律子さんのレントゲン写真です。


骨主体の診療では見事に「末期です。」と言われます。
痛みが強かった時期は、当然手術を勧められていました。

このレントゲン、痛そうでしょう?
でも痛くないんです。
画像にごまかされてはいけませんよ。

レントゲンによる骨の情報は、多くの情報のたった一つに過ぎません。
骨の情報が全てと言う骨主体診療には矛盾が多く存在します。


変形性股関節症の経過は、下の図の青い線(紫っぽく見えますか?)で示すような右肩上がりの進行性ではありません。

実は赤い線で示すように、炎症の山に沿った放物線を描くような経過を示します。
黄色い○の時期までは一見同じ経過を示しますが、経過を長く見ているとその後の経過が大きく異なります。

私をこの炎症を主体と考える炎症主体診療でこの病気を考えるべきだと思って、そのことを今、本にしています。
そして、炎症の影響を強く受ける筋肉の施術が重要だと考えています。
他の整形外科疾患の経過も、炎症を主体に考えると矛盾なく説明できます。



そして、骨盤の傾きを直したり、ノルディックウォーク等の運動指導は炎症が強くなっている時期(赤い○の時期)には行わず、炎症が軽減し始めている時期(緑の○の時期)に行うように心がけています。






このシリーズの最後に、『多関節運動連鎖からみた変形性関節症の保存療法』に書かれていた次の項目に私なりの考えを加えてみます。
6月22日の記事の続きです


●臼蓋形成不全を有する変股症のような臼害被覆が少ない症例では、腰部・骨盤と下肢に以下の運動連鎖を生じる。
 すなわち、大腿骨頭の被覆率を増大させるため骨盤が前傾し、腰椎前わん角度が増し、その結果骨盤前傾タイプのアライメントになる。
●骨盤前傾が進展すると片脚立脚時の姿勢保持に必要な股関節が外転筋群の筋出力バランスに影響が出る。



まずは上の●について
●臼蓋形成不全を有する変股症のような臼害被覆が少ない症例では、腰部・骨盤と下肢に以下の運動連鎖を生じる。
 すなわち、大腿骨頭の被覆率を増大させるため骨盤が前傾し、腰椎前わん角度が増し、その結果骨盤前傾タイプのアライメントになる。


骨盤の傘が浅いから、骨盤を前傾させて骨盤の傘を深くしているんだ、これが骨盤前傾の説明のようです。
骨盤が前傾して骨盤の傘を深くすると股関節が安定するから、皆さんは無意識に骨盤を前傾しているのだろうか?
そうなら、単純に考えると、「安定しているんだから、骨盤は前傾したままでいいんじゃないの?」という考え方も出てくる。

安定しているのを、わざわざ直さなくていいんじゃない?
ここは、私もよく分からない。
律子さんのように骨盤の前傾については全く直していないが、痛み無く生活できている方がいるのも事実。
しかし、炎症が弱くなり、痛みがかなり少なくなってから、骨盤の前傾を直すように心がけたら更に痛みが楽になった方もいた。

意外と個人差があるのかもしれない。

腰痛の時、腰を反った方が痛みが楽になる方もいれば、逆に腰を丸める体操を行った方が楽になる方もいる。
私の腰痛の場合、炎症が強かったときは腰を反らせると症状が悪化したが、今は腰を反らした方が後は楽になる。
全ての方が骨盤の前傾が良いとも限らないという考え方も含んでいた方が良いかもしれない。
そして、骨盤の前傾を直すのであれば、炎症の有無(痛みで判断していいと思います)で判断した方が良いと思います。
炎症が強い時に、無理に骨盤の前傾を直すと痛みが増える方がいるからです。

手術後間もない時は、手術による“第2の炎症”が起こっています。
手術後は、手術前からの筋肉のダメージ、手術による筋肉のダメージを改善させてから、骨盤の前傾を直したり、運動量を増やしていただきたいと思います。
手術後にも炎症が発生している事を忘れないでいただきたいと思います。



最後に下の●について
●骨盤前傾が進展すると片脚立脚時の姿勢保持に必要な股関節が外転筋群の筋出力バランスに影響が出る。


この本は変形性股関節症について書かれているのですが、この本の中で説明されている骨盤前傾時の筋出力(筋電図でみているので筋力ではない)が、変形性股関症患者さんのデータではないようだった。

当然、変形性股関節症患者さんのデータを用いればエビデンスになり得るんだけど、この本では剛体バネモデルによる推定であったり、健常者のデータが使われている。


前回の記事で、一部の研究結果を全体もそうかのように語る事は、エビデンスの質が低くなると書きましたが、健常者のデータを用いて患者さんの事を語るのもエビデンスの質を低くして、実際にはエビデンスとは言えないことがある。


例えば、股関節に異常のない人の片足に踵の高い靴を履かせて、脚長差を出させ、歩行効率の実験を行ったとする。
患者の脚長差と無理矢理健常者に出させた脚長差は全くの別物ですから、この研究結果を患者に当てはめてはいけません。

また、多くの要素のある歩行の一部である歩行効率だけを見て、歩行全体を語ろうとすることには無理があります。


脚長差2cm未満なら歩行に支障がないと言われているけど、それは嘘ですね。
反対側の膝なんか痛くなりますもんね。

エビデンスという言葉を使うからには、自分の言いたい事が研究論文の原本に高い質で書かれている事を確認してから使った方が良いと感じます。

研究論文の原文を読んでみると、意外と自分が言いたい事が言えそうで言えないことが多いですよ。









暑さもあと少し、残暑お見舞い申し上げちゃう!






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