深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

長内転筋をクローズアップ。

皆様、3連休いかがお過ごしでしょうか?

各地で猛暑日が続いていますが、屋内でも夜でも熱中症には気をつけましょう。





以前、このブログでも紹介したことのある「長内転筋」。

当然、内転筋の中の1つであり、働きとしては字のごとく股関節を内側に閉じる「内転」する動きに作用します。

股関節内転


オレンジ色の線で囲んだ筋肉が「長内転筋」。


しかし「長内転筋」の働きは、内転だけではありません。


前回のブログで、股関節を後ろに伸ばす(伸展)動きの制限の原因になりうる筋肉の1つでも「長内転筋」が登場しました。

股関節を曲げる(屈曲)筋肉が原因で股関節が伸展しないのは想像できると思うのですが、

内転筋が股関節伸展の制限に関係してくるのか?

股関節屈曲

股関節伸展


さて、どういう事なのでしょうか?


まず「長内転筋」がある位置の確認です。

「長内転筋」の特徴の1つは、内転筋の中で最も身体の前側にある事が挙げられます。


骨盤を構成している骨の「恥骨(正式には恥骨結合)」から始まり、

「太ももの骨(大腿骨)の裏側(後側)の内側」に着きます。

裏側の内側??

ややこしいので、なんとなくの感じで良いです。

この位置を大腿骨の「粗線(ソセン)」と言います。

「粗線」は大腿骨の真中の線と思って頂ければ結構です。

水色の位置が「恥骨結合」。緑色の位置が「粗線」


「長内転筋」を語るのに、この「恥骨結合」「粗線」の位置関係が大事になります。


足を真っ直ぐに伸ばした姿勢から、股関節を曲げていきます(屈曲)。

「長内転筋」は股関節屈曲70度までは内転だけではなく屈曲の動きにも関与します。

そして、股関節屈曲80度を越すと、今度は屈曲から変わって伸展の動きに関与してきます。


股関節の屈曲の角度によって、役割が変化してしまう筋肉なのです。

どうして、このような変化が生まれるかと言うと、

「恥骨結合」「粗線」の位置関係が逆転するからです。

下の写真は、水色の点が「恥骨結合」で赤い筋肉が「長内転筋」です。

水色の点を支点にして、筋肉が縮むと大腿骨は屈曲の方向に動きます。

イメージ出来ますか?


次の写真は、上の写真と比べると水色の点と、大腿骨の位置関係が上下反対になっています。

この状態(屈曲した状態)で筋肉が収縮すると、今後は大腿骨は伸展方向に動きます。


*上の2枚の写真の長内転筋の位置は正確ではありません。イメージしやすいように少々位置をずらしています。


「長内転筋」は、このように「恥骨結合」「粗線」の位置関係によって役割が変化するわけです。


そのため「長内転筋」は股関節伸展の制限の原因になる事があります。

名前は内転筋ですが、股関節伸展の動きに重要な筋肉です。

内転筋を良い状態に整えると、股関節伸展の動きが改善する方も、いらっしゃいます。

人間の身体は複雑ですが、よくできています







夢は、家の中で一番涼しいところを見つけるのが得意です









股関節の不安を一緒に取り除きましょう