深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

仰向けで寝る時に、膝の下にクッションを入れると楽じゃないですか?

股関節症の方の多くの関節可動域の特徴として挙げられることが、股関節を後に伸ばす動き(伸展)が苦手だと言う事です。


更には、股関節が伸展方向に動かなくなり、常に股関節を曲げた状態(屈曲)で日常を過ごし、歩いている方もいらっしゃいます。


何故、このように股関節伸展が動きにくくなり、股関節が曲がって(屈曲)しまうのでしょうか?


理由は、人それぞれ違った要因がありますが、根本の問題として、股関節の「内圧」が影響します。


関係してくるのは筋肉と靭帯です。

普段このブログでは筋肉の話が多いのですが、今回は靭帯の話をしていきます。


股関節の周りには靭帯がグルグルと巻きついています。

股関節の靭帯を前から

横から

後から

白く捻じれて巻き付いているのが靭帯です。


その中には体の中で一番強い靭帯も存在します。

この靭帯の巻きつき方に特徴があります。

股関節が真っ直ぐ伸びている時(直立姿勢)には、捻じれながら股関節に巻き付いています。

これが股関節を60度曲げると(屈曲)、靭帯の捻じれが取れて、靭帯が真っ直ぐになります。

言い方を変えると、股関節を真っ直ぐ伸ばしている時は靭帯の張りが強い状態です。

これを股関節60度に曲げると靭帯の張りが無くなります。つまり、靭帯が緩むのです。

向かって左が股関節が真っ直ぐに伸びている時の靭帯の状態。赤い線が靭帯の捻じれの方向。
向かって右が股関節を60度に曲げた状態。赤い線が靭帯の捻じれが取れて緩んだ状態。


向かって右が靭帯が緩んで、上と下の板の間隔が開いた状態。
向かって左が靭帯が捻じれている状態で、上と下の板の間隔が狭まり、関節だと圧迫が強まった状態。



更に言い方を変えます。

股関節を真っ直ぐに伸ばしている時は、靭帯がその張力で、骨盤と大腿骨を引き付けあうので「内圧」が高まります

しかし、股関節60度では、靭帯が緩むため、靭帯による骨盤と大腿骨を引き付けあう力が弱まり「内圧」が下がります


どちらの方が、姿勢が楽でしょうか?

当然、骨盤と大腿骨を引き付けあっている状態よりも、緩んでいる状態の方が楽になります。


これがタイトルにも書いた、夜寝る時に、膝の下にクッションを入れると痛みが楽になり、良く眠れる理由です。

股関節の「内圧」が下がるのです。

そのため股関節に痛みがある方は無意識に、仰向けの時に膝を立てます。

身体が、その姿勢の方が楽な事を知っているからです。


では、楽な姿勢が1番だから、常に楽にしていれば良いか?

と言えば、そうではありません。

始めに書いたように、股関節伸展の動きがドンドン低下してしまうからです(股関節伸展制限)。


そこで対策として挙げられるのが、股関節を真っ直ぐ伸ばしていても、痛みが出ない程度の内圧におさえる事です。


その為には、股関節周りの筋肉も、硬くなっていると靭帯同様に、骨盤と大腿骨を引き付ける働きをします。

これをおさえる為に、筋肉を正常の硬さまで緩めます

それと同時に、筋肉の更に奥にある靭帯少しだけ緩めます

何故、靭帯少しだけなのかと言うと、靭帯の役割は関節を安定させることです。

靭帯を緩めすぎてしまうと、関節の安定をが失われてしまします。

ここは気をつけなければいけないポイントです。


筋肉と靭帯を緩めるには、マッサージ・ストレッチが有効です。

靭帯は股関節に近く、奥深くに存在します。

その靭帯少し緩めるためには、なかなか指では届きません。

そこで「深圧」は肘を使って、奥の靭帯をイメージしながら、股関節に迫ります。

時には肘を立てて、奥を狙います。


この靭帯は、本当に深い場所にあります

皮膚から靭帯までの距離は遠いです。

まずは表面にある筋肉を緩め、表面の筋肉・深部の筋肉が緩むと、ようやく靭帯にアプローチ出来ます。

表面から順々に緊張を落として、仰向けで足を延ばした状態でも楽に眠れるようにしていきましょう



ちなみに、文章中に股関節屈曲60度と書いてあるのには理由があります。

股関節屈曲60度が一番靭帯が緩む角度、または「内圧」が下がる角度になります。

股関節が伸展した状態から屈曲60度に向けて徐々に「内圧」が下がっていき、

屈曲60度から更に深く曲げていけば、また「内圧」は上がっていきます。








何だか散歩が楽しいようです










股関節の不安を一緒に取り除きましょう