深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

他の筋肉とは異なる「腸腰筋」の特徴。

前回からの続き・・・



腸腰筋は、どんな動きの時に活躍する筋肉なのでしょうか?

一番重要な働きをするのは股関節を曲げる(屈曲)する時に主役として活躍します。



意外と、股関節を曲げる筋肉は、太ももの前側の筋肉だと思っている方が多いようですが、それは誤りです。

実際は、この腸腰筋の力で足をあげています。

それと、二番目に股関節を外側にねじる動き(外旋)にも腸腰筋は使われます。





腸腰筋が原因で痛みを出す「腸腰筋症候群」と言った病名があるほど、炎症を起こしやすい筋肉です。

私が聞いたことがある話で、ある患者様がお腹が痛いと内科に行きました。

しかし、原因は分からず外科にまわされました。

やはり特定の原因は分からず、しかしその患者様は強い痛みにもだえていたそうで、結局、手術でお腹を切ってみようと言う事になりました。

お腹の中は、特に大きな問題はなく、ただ腸に、少しここが他よりはおかしいかな?

といった部位があったようで、そこの部分だけ摘出をして手術を終えたそうです。

しかし、患者様の痛みは変わりませんでした。

結局、痛みの原因はその腸では無かったと言う事です。

切る必要のない内臓を切られてしまいました。

その後、分かったのは腸の更に奥にある腸腰筋に強い炎症が起きていた「腸腰筋症候群」だったのです。

とても怖い話ですね。

腸腰筋は、時にはこのように激痛をもたらす事があります。

ソケイ部にもある筋肉ですから、ソケイ部の中央より外側に痛みがある方は痛みの原因として腸腰筋も疑ってみて下さい。

腸腰筋が痛みを出す部位は主に腰・お腹・ソケイ部・太ももの前側付け根近く、があげられます。


腸腰筋は特にソケイ部で炎症を起こしやすい性格をもっています。

それはソケイ部のところで筋肉がL字型に方向転換をしているからです。



その方向転換しているところには骨盤の骨があり、腸腰筋が伸び縮みする時に、骨盤の骨が滑車の役割をしますので摩擦が起きます。

その摩擦が炎症を生んでしまうことが多いのです。


股関節症の方は、股関節を後ろに伸ばす(伸展)の動きが悪くなる方が非常に多いです。




その原因の1つとして腸腰筋の筋肉が短くなること(短縮)があげられます。

人間は股関節症でなくても、1日の大部分の時間を座っていたり、股関節を曲げて寝ていたりと、腸腰筋が短くなった(短縮)状態で過ごしています。

腸腰筋が伸ばされる(伸張)時間は、ほとんどありません。

それゆえ腸腰筋は容易に短くなりえる筋肉だと言えます。

腸腰筋が短縮すると、骨盤が前傾します。



骨盤が前傾すると腰骨が沿って、ヘソを前に突き出すような姿勢になります。

いわゆる「出っ尻」という姿勢です。

この姿勢の人も腸腰筋が短くなっているかもしれません。

また、あおむけで寝ていると股関節と膝関節を伸ばしておくことが辛くなり、ついつい股関節と膝関節を曲げたくなったり、横を向きたくなったりする方はいらっしゃいませんか?

このような症状がある方も、腸腰筋が短くなっている可能性がありますので、注意をして下さい。


2回に渡って「腸腰筋」について書いてきました。

とても重要な筋だけあって、他の筋には無い特徴があるんですね。

さて、次は何筋にスポットをあてましょう!?



立ち尽くすクッキー






股関節の不安を一緒に取り除きましょう