深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

興味深い実験

人が歩く時、様々な事を考え、または行いながら歩きます。

このような行動は、平素より当然の様に無意識下で行われています。

しかしながら、この行動には非常に複雑な機構が含まれており、あらゆる機能がかかわっています。

通常、人は歩くこと自体への注意量は、脳をフル活用しているわけではありませんから、非常に少ない事が予測できます。

このことから、歩いている時には歩くこと以外のあらゆる環境(友人との会話・飲食物の摂取・段差・不意に出現する車や動物など)へ注意を向ける事が可能な状態です。


普通に立っている姿勢で、無関係の課題に注意を向けた際の立った姿勢の動揺は、若年者よりもも高齢者で大きく、更に転倒未経験者よりも転倒経験者のほうが大きいと言う結果が出ています。

股関節症の方は、姿勢を制御するのに重要な役割を果たす股関節に障害を有する為、他の骨や関節の疾患に比して歩き方の変化が出やすいです。

このような方は、虚弱高齢者と同様に、歩くのに必要な注意量が股関節症ではない方よりも多いと推測され、他の環境の変化に対する注意量は減少している可能性があります。

逆に日常で環境の変化に対して注意を増大さえて歩いているのであれば、歩くことに対する注意は減少し、ビッコなどが顕著に出現する事も考えらえます。


上記のような疑問から、ある実験が行われました。

股関節症の方を対象に、歩いている時に3ケタ数字を見せて数字を逆から読んでもらうと言う課題を課す事で、歩き方への影響を検討したのです。


結果は「課題を与える事で、明らかに歩いている時の身体の動揺が増加した」というものでした。

つまり、歩くことに対する注意量が大きくなっている可能性が高いと言えます。

また、課題を与えられた中では「歩幅」「歩行速度」が減少するという結果も出ました。

同じ実験で、股関節症ではない若年者と中年者では、差は出なかったという事から、股関節症の方の身体の動揺は加齢によるものとは考えにくいです。

股関節症の方は、歩く能力が低下している為、快適な歩行であっても、歩くことへの注意量が多く、課題を行わされる事で歩くことへの注意量が減少し、その結果、身体が動揺したと考えられます。


特に小さな段差や、子供や自転車の飛び出しによる転倒は非常に多く、それは骨折にも繋がります。

周りを見渡せる余裕をもった、歩行速度で転倒を予防する事が、まずは大事ですね。

そして、歩くこと自体に対する注意量から、周りの環境への注意量へ変換して行けるように身体の状態を良くしていきましょう



股関節の不安を一緒に取り除きましょう

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