深圧 SHIN-ATSU 松本深圧院グループ 私達は深圧という特殊技術により、お客様それぞれにあったQOL(Quality of Life)の実現に貢献します

先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼と言う名前を見ると

「お母さんのお腹の中に居た時から脱臼してたのかな」

「生まれる時、産道を通った時に脱臼してしまったのかな」

と言ったイメージを受けやすいと思います。

いかがですか?

でも、実際には出産時から脱臼は少ないのです

真の意味での先天性と言うよりは、多くは生後、何らかの環境が要因となって脱臼してしまう事がほとんどです


発生頻度は0.3~0.5%と報告されています。

1970年代前半までは発生頻度は5~6%と高かったようですが、育児法が改良され、

・服の改良

・抱き方の指導

・おむつ指導

等が徹底されるようになった1970年台後半からは、生後脱臼してしまう事が減少してきたようです。


先天性股関節脱臼の特徴は「開排制限」です。特に左右差がある場合に疑われます。

開排とは、仰向けで寝ている姿勢で、両膝を立てて、両脚を左右に広げる動きです。

次いで開排時の「クリック音」がよくみられます。

「クリック音」とは、足を開排すると『コリッ』と何かを乗り越えるような、スジの突っ張りが外れるような音が鳴ります。

更に下の図のように



大転子(足の外側で触れられる股関節の骨の部分)と坐骨の位置関係を診ることで診断できます。

脱臼があると大転子が下(寝ていた場合床の方)に落ちます。

また、脱臼側の足は短くなっています


治療の原則は開排位を保つことです。

そのために専用の装具が使われます。

1歳前後までは装具で整復可能であり、3~6ヶ月装着します。

脱臼が重度な場合には牽引を行います。

まれですが、1歳を過ぎてから先天性股関節脱臼が見つかった場合には手術になります。

手術後は半年位、装具を着用します。


私は今まで病院で勤務をしている間、変形性股関節症や大腿骨頭壊死の患者様を担当させていただく機会が多かったのですが、その方が、もともと先天性股関節脱臼があったのかを聞く事は、ほとんどありませんでした。

しかしLe Salon Ginzaで働くようになってから先天性股関節脱臼でお悩みの方が大勢いらっしゃる事をしり、衝撃を受けました。

同じ股関節の病気ですが、もっともっと勉強しなければならないと思う、刺激の多い今日この頃です。

みなさんと一緒に乗り越えて行きたいです


眠いのを必死に耐えているクッキー






股関節の不安を一緒に取り除きましょう