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間違った常識 変形性股関節症患者のプールでの筋トレ

 

関東地方も先週に梅雨入りしたようです。

 

蒸し暑い中、昨日は久しぶりに90分ほどかけて近所の山道をウォーキングしてきました。

 

かなりバテバテでしたが、気分爽快!いい汗をかきました。

 

暑くなると身体を動かすことも億劫になりがちですが、できる限り外に出て“いい汗”かいていこうと思います!

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

プールでの筋トレの是非

 

医師よりプールでのリハビリ・運動をすすめられたことのある変形性股関節症患者の方は少なくない思います。

 

痛みのある人に対しては脚をかばうことをすすめる医師が多く、ただし、かばってばかりだと筋力が低下してしまうため、負荷のかからないプールでの歩行トレーニングをすすめるという考え方です。

 

確かに、なるべく荷重をかけないようにすべきという変形性股関節症患者に対する「常識」からすると、浮力を利用できるプールで負担をかけずに筋力をつけるという発想は、一見誰もが納得できそうなものであり、わたし自身、そう信じていました。

 

水中では浮力のおかげで関節を動かしやすいことは確かですし、関節を動かすという目的においてはプールでの運動は効果的だと思います。

 

わたしが手術を受けた病院では、プール施設までありましたので、入院中まだ車いすや杖を利用している段階でプールでのリハビリを行っていました。

 

退院後もリハビリとして頻繁にプールへ通って歩行トレーニングをしていたものですが、今思い返すと、水中なので負荷がかかっていないという安心感?からか、水の抵抗に耐えるほどの筋力もない状態で、かつ痛みを感じているにもかかわらず、我慢して続けていました。

 

歩くだけでなく、プールの端につかまりながら、前・横・後ろへの脚上げなんかを相当にやっていました。

 

随分と無理をしていたものです。

 

「筋力をつけるにはここを乗り越えなければいけないんだ!」と自分に言い聞かせて・・・

 

当時は、身体のこと、筋肉のことを全く理解していませんでした。

 

間違った常識を鵜呑みにしていると、いつまでたっても正すことができず、そのうちに(その常識を疑わずに)「間違い」の矢印を自分に向けてしまったり、ひどいときには自己嫌悪感の形を通して悩みを抱いてしまうことにもなりかねません。

 

 

痛みがあるときのプールでのトレーニングは逆効果

 

松本深圧院では、

 

プールで運動すると痛みを感じるという方には、プールでの運動を中止するようにアドバイスしています。

 

それは、水中では浮力の影響で身体が軽く動くように感じますが、その一方で、水圧による抵抗が「筋トレ」と同様の負荷を筋肉に与えてしまうことになるからです。

 

よって、(痛みを感じているにもかかわらず)水中であればどんなに動かしても問題ない、筋力がつくという発想自体は危険であり、水中であれ陸上であれ、どんな筋トレであろうと、わたしたちの基本的な考え方である、

 

まずは筋肉の状態を整えて痛みを取ること

 

そして「筋トレ」ができる状態に整えること

 

が先決です。

 

また、プールでは水温にも注意しなければなりません。

 

冬場の温水プールでも水温は(体温よりも低い)32~31℃程度のため、水中にいる間に筋肉は冷やされます。

 

冷えると筋肉は硬くなり、痛みを生じさせます。

 

よって、プールを出た後に痛みを感じるという方も要注意です。

 

ここで強調しておきたいことは、プール自体は悪いわけではありません。

 

要は、その時の自分の股関節(痛)の状態に配慮しつつ、目的と得られる効果に応じて適切に利用しましょう、ということです。

 

水圧の抵抗のおかげで筋トレの要素が得られることも確かでしょうし、プールでの歩行は筋肉にとって悪いことだけではありません。

 

プールでは陸上よりも長距離を歩くことができることを活かして、ダイエット目的でプールトレーニングをする方もいるでしょう。

 

いずれにしても、痛みのない範囲でおこなうこと、及び水中でのトレーニングによる効果をしっかりと認識しておくことが大切です。

 

歩行トレーニングに関して言うならば、筋肉の痛みがなく、体重をしっかりとかけられるという状態にあれば、当院では陸上での歩行の方をすすめています。

 

なぜなら、プールでの運動は重力が殆ど作用しなくなるため、骨に影響を及ぼすことがなくなってしまうからです。

 

骨に影響を及ぼさないようにすべきでは?

 

いいえ重力がある環境の中で、足にしっかりと体重をかけて歩くことによって、骨は丈夫になるのです。

 

人工股関節術後の方も、人工骨と自分の骨を融合させる過程を早めてくれることにつながります。

 

もちろん、骨だけではなく、しっかりと足に体重をかけて歩くという行為自体が十分な筋トレにもなりますので、骨を丈夫にする、股関節周りの筋トレをするという目的に焦点をあてるなら、プールでの歩行よりも陸上で歩く方が骨にも筋肉にも良い影響をもたらします。

 

この点は当院に通院されている方や松本総院長の著書やブログをご覧になっている方は既に認識されているかと思いますが、

 

プール歩行=効果的な筋トレ

 

という発想を単純に受け入れることにはリスクがあります。

 

 

正しい常識に基づいてトレーニングしましょう

 

繰り返しになりますが、自分の股関節がいまどういう状態・段階にあり、筋力トレーニングをしていい状態なのか?(どの程度までの負荷をかけてよいのか?)を把握した上で、悪影響を及ぼさないようなプールの利用の仕方を心がけるとよいと思います。

 

まとめとして、以下のアドバイス(松本総院長著書『股関節痛は怖くない!』より)を参考にしてください。

 

股関節の形が正常ではなく痛みがある患者さんにとっては、プールで筋力がつくほど強い負荷のかかるトレーニングは危険性が伴うこと。

 

プールでの運動は、みなさんが思っているほど脚が太くなるまでの筋力はつきにくいものであること。

 

脚が太くなるほどの筋力をつけるには、短時間でしか行えないほどのかなり強い負荷での運動をしなくてはならないというのが、運動生理学の常識であること。

 

 

わたしはいまでもたまにプールへ行きますが、「筋トレ」という目的ではなく、気分転換も兼ねつつ、普段なかなか意図的に動かすことの少ない股関節を動かすことが目的で、いってみれば水中ストレッチをしにいくようなものです。

 

水中の浮力を感じながら気持ちよく動かすことができるので爽快ですし、あとは少し長めに歩行することでダイエット効果をえることも目的です(こちらの方が主かもしれません・・・)。

 

目的と期待できる効果(及び悪影響)を知った上で、正しく楽しくトレーニング・リハビリをしていきましょう。

 

 

※6月17日は股関節シンポジウム開催日のため、次回ブログはお休みします。

 

 

2018年6月10日

 

 

 

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