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変形性股関節症と障害者手帳

 

明日(3/18)は終日、松本深圧院の全スタッフが集まっての四半期に一度の社内ミーティング&研修会です。

 

明日の研修会は、特別ゲストとして股関節専門医の先生をお招きしての“スペシャルな会”なので、とても楽しみにしています。

 

ということで、今週はいつもより一日早いブログ更新です!

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

実は、わたしは「障害者」認定を受けています。

 

障害名は「右下肢機能障害」。

 

程度としては4級です。

 

20歳のときに変形性股関節症の手術を受けた際に発生した脚長差ですが、30歳を過ぎてから(これを理由として)「障害者」認定を受けられることがわかり、申請して認定されました。

 

実際に脚長差が生じたのは20歳の時の術後でしたので、今にして思えば当時から認定を受けることができたのだと思います。

 

脚長差はいずれ解消されると信じていたこともありますが、当時は自分が(形式的であれ)「身体障害者」にあたるなどとはこれっぽっちも考えたこともなく、補高靴を作ることになって初めてそのことを知り、意識するようになりました。

 

ただし、いざ「機能障害」なんていう名称を見ても何だか重々しい感じがするだけで、あまり実感が湧きませんでした。

 

ですが、補高靴の作製その他、生活における出費もかさみますので、軽度の4級とはいえ「身体障害者」認定を受けたことにより得られる優遇はとても助かりました。

 

いっとき横浜まで車通勤していたこともありますし、休みの日の外出は車を利用することがほとんどのため、有料道路利用料が半額になることは助かるし、自動車税免除等の税制優遇措置を受けられます。

 

その一方で、手術前は全くの健常者であり、スポーツも普通に楽しむなど動き回っていたこともあって、形式的とはいえ、自分が「障害者」に認定されたという現実に違和感がつきまとい、複雑な心境でもありました。

 

例えば、バスや電車に乗った際に、普通の席に空きがなく、優先席が空いていればそこに座ってもよいのしょうですが、何となく気が引けました。

 

今でも立ちっ放し状態は辛いので、優先席しか空いていなければ座ることもありますが、やっぱり気が引けます。

 

おそらく、自分の中での「障害者」の定義、“思い込み”があり、それによれば、こんな程度の自分が「障害者」面したら本当の障害者の方に申し訳ないという気持ちがあったように思います。

 

形式的な「障害者」に過ぎないと思う一方で、普通に行動できない辛い状況に直面すると「ああ、自分はやっぱり普通の人とは違うのか・・・」という違いを認識せざるをえなくなる。

 

こんな気持ちが入り乱れて複雑な感情になっていたときがありました。

 

要は、現実をなかなか素直に受け入れることができなかったのだと思います。

 

 

そんな時を経て今に至るのですが、

 

自分が自分らしく生きる上で、「障害者」であるかどうかは関係ありませんし、そんなことを意識する必要もないと思えるようになりました。

 

そもそも、仕事を含めて日常生活を営む上でほぼ支障なく過ごせるのですから、こんなに幸せなことはありません。

 

とはいえ、全く健常者と同じ動きができるわけではありませんので、現実生活における制約はしっかりと認識し、受け入れておく必要があります。

 

とくに、身体的な弱みを抱えている人にとって、災害などの異常時への対処には不安がありますので、どう備えるべきかを考えておくことはとても重要です。

 

3・11の震災時は、幸いなことに自宅にいましたので難を逃れましたが、もしあのとき都心にいたら・・・と思うとゾッとします。

 

不測の事態への備えは全ての人に必要ですが、身体にハンデがある場合は尚更。

 

まさに、

 

備えあれば憂い(患い)なし

 

ですね。

 

 

2018年3月17日

 

葉山にて

 

 

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