人工股関節を長持ちさせる
松本深圧院では、深圧®を通じて股関節痛の改善に努めていますが、究極の目的は股関節を長持ちさせることにあります。
それは、自骨であっても人工股関節であっても、です。
最近は人工股関節置換術を受ける方が増えてきているようです。
10年前は、当院へ通われる方で人工股関節の方は1割くらいでしたが、スタッフに最近確認したところでは、全体として3割ほどに増えているようでした。
人工股関節自体の技術革新が進んでいることも大きいと思います。
素材の耐久性向上や生体模倣技術の応用により、人工股関節の寿命が大幅に延び、さらに手術の精度も向上しているようです。
ご存知の通り、松本深圧院は手術を否定するものではなく、あくまで患者さんご自身による判断を尊重して股関節痛の改善、股関節を長持ちさせるためのサポートをさせていただいています。
中には、残念ながら手術をしたもののあまり痛みが改善されない、また手術による副作用的な痛みが発症してしまったことにより来院される方もいらっしゃいますが、
・手術を予定しているが(術後に備えて)股関節周りの筋肉・軟部組織を柔らかくしておきたい
・手術後、人工股関節を長持ちさせるために、股関節周りの筋肉の質をいい状態に保ちたい
など、手術をされる予定の方・された方、ご来院目的も様々です。
自骨であっても、人工であっても、股関節を自分が求めるQOL(生活の質)を維持できる程の状態で長持ちさせたい。
それが望みであると思います。
筋肉は骨を支え、衝撃を吸収する役割を担っています。
特に、関節部分では、筋肉が腱を介して骨に力を伝え、関節の動きをサポートするとともに、軟骨などの組織と協力して衝撃を和らげる役割を果たします。
したがって、もし筋肉が筋・筋膜性疼痛症候群などの病気状態になると、その衝撃吸収力も失われ、骨・関節への負担が大きくなってしまいます。
だからこそ、筋肉をいい状態に保つことが重要であり、それが股関節を長持ちさせることにつながるのです。
人工股関節にされた方に対しても、深圧は効果を発揮します。
深圧は病気になった筋肉を改善させる施術法の一方法です。
特に股関節周りの筋肉は幾重にも重なっており、人体の奥深くで痛んでいる筋肉までも施術できるのが深圧の特徴です。
股関節に近くて深い筋肉の“コリ”を深圧でしっかりとほぐすことにより、筋肉内に溜まった痛みの物質を流していくことができるのです。
結果、血行が良くなることで筋肉の質が良くなり、筋肉が本来はたすべき役割・力をしっかりと出せるようになります。
表面的な筋肉の柔らかさということよりも、関節の動きをスムーズにしてくれる、衝撃を吸収してくれるようないい“質”の筋肉を維持することが大切ですね。
当院のホームページに「人工股関節を長持ちさせるには?」というもう少し専門的な内容の記事が掲載されていますので、よろしければご覧ください。
深圧を通して、自骨であっても人工股であっても、皆さまの股関節が長持ちするようにこれからも尽力していきます。
2025年6月29日
コメントを投稿