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変形性股関節症患者としての体験記(最終回)

 

 

これまで4回にわたって書いてきた個人的な“変形性股関節症患者”としての体験記。

 

第5回目の今回が最終回になります。

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

集中的な深圧治療を経て、仕事復帰した後から今日に至るまでの股関節の経緯と状態について。

 

一時の酷い状態を脱して仕事復帰をした後も、なるべく負担をかけないようにしていたとはいえ、基本的に毎日歩き・動いていましたので、調子自体は日によって良かったり悪かったりを繰り返していました。

 

また痛みをぶり返したくないという怖さから、なるべく杖を使って生活していた時期もありますし、仕事に集中できなくて精神的に落ち込み、心と身体のバランスを崩してしまった時期もありました。

 

わたしの場合、悪化していった時期(病院で末期と診断された頃)からの痛みの状況をスケール化すると、こんな感じになります。

 

 

 

松本総院長の著書『股関節はもっともっと長持ちする!』の中でも紹介されている“炎症の山”理論に基づいた痛みのスケール化です。

 

痛みが強くなっていくのと緩和されていく期間が急勾配になっていることがわかります。

 

つまり、痛みが度合が急激に悪化し、深圧による集中治療のおかげで酷い状態は比較的短期間で脱したものの、その後さらに痛みが鎮静化していくには結構な時間がかかりました。

 

炎症⇒変形が生じ、それによって引き起こされた筋肉性の痛みが一気にひどくなり、ピークを迎えた頃(もしかしたらピークを越えた頃)に深圧を受け始めました。

 

集中的な治療を受けたことによって痛みは半減されましたが、炎症の後遺症としての筋肉の痛みがずっと残りましたので、完全に痛みがなくなるまでにはかなりの時間を要しました。

 

一つには、悪化する以前及び悪化の一途を辿った頃(炎症・変形の時期)に筋肉をケアしていたなかったこと(酷使するのみで全く労わっていなかったこと)。

 

もう一つは、前述の通り、最悪の時期を脱してからも(仕事で)毎日のように股関節を使わざるをえなかったため、更なる回復に時間がかかったこと。

 

これが理由だと考えています。

 

調子の浮き沈みを繰り返しつつ、本当に少しずつながら筋力もついていき、4~5年程前くらいから痛みはほぼゼロに。

 

歩ける時間・距離は昔より格段に伸びていますし、ずっと股関節は絶好調です。

 

ところで、レントゲン上では股関節の状態に全く変化はありません。

 

“変形”が終わってからは、関節は安定しており、ほとんどなくなっているように見えた関節の隙間も明瞭に見えるようになっています。

 

直近で病院へ診察へ行ったのはもう3年ほど前ですが、レントゲン上では「末期」との診断は変わらず。

 

診察に行く度にいつも言われること、それは、

 

「こんな状態でよくもってますね」

 

「(こんな末期の状態だと)いつ骨と骨がぶつかって破壊症状が出るかわかりません」

 

ですが、末期と言われようが本人は痛みもなく好調な状態であるですから、医師も困惑しているように見えます(苦笑)

 

というのも、レントゲンによる骨主体診療では、こんな末期の状態にもかかわらず痛みなく生活できている理由を説明できないのです。

 

ですから、きっと運がいい(ラッキーである)としか思われていないのでしょう。

 

実際には、松本深圧院へ来られている患者さんの中には(わたしと同じように)末期と診断されていても痛みなく生活されている患者さんは大勢いらっしゃいます。

 

手術をすることも一つの選択肢ですが、手術以外にも選択肢があるということです。

 

 

さて、深圧を受けるようになって以来、入院時におそわった股関節用の筋力トレーニングなどはせず、基本的にしっかり地に足をつけて歩くことだけを中心に継続してきました。

 

結果として、それだけでも十分に股関節の“地力”がついてきました。

 

数年程前からはジョギングもできるようになりました。

 

一時は、もう二度と走ることはできないと思い込んでいたのに・・・

 

それが、今ではジョギングをしたり、軽度なスポーツもできます。

 

昨年は登山にも挑戦しました。

 

そんな状態に喜び勇んで動き過ぎていたことがよくなかったのか、今年に入って健側の膝に痛みが生じてしまい、回復するのに結構な時間がかかりましたが・・・(苦笑

 

過信してはいけませんね。

 

ということで、最近は無理のない範囲で身体を動かすようにしています。

 

曲がり度合いが悪い点は変わりませんが、おそらく自然治癒力により臼蓋部分(いわゆる“屋根”にあたる部分ですね)が増したことによる影響だと考えていますので、ここは仕方ありません。

 

骨棘?なのかもしれませんが、変形が起きる前と後では、明らかに屋根が広くなっていることがわかります。

 

大腿骨(頭)を支える面が増えたことによって曲がりは悪くなったとしても、その分しっかりと“支え”になってくれているのであれば有難いことです。

 

 

最後に、

 

変股症をもつ方々でも求めるQOL(生活の質)は人によって様々です。

 

走れるようになんてなれなくたっていい、とにかく日々痛みなく普通に生活がしたい、

 

もう一度スポーツをできるようになりたい、

 

また旅行に行けるようになりたい、

 

バリバリ仕事をしたい、

 

などなど。

 

その望みを実現するためのお手伝いをすることは松本深圧院のミッションの一つです。

 

股関節痛に苦しんでいる人たちの悩みを解消させること、痛みを取ること、そして、一人ひとりが求めるQOL(生活の質)実現のために、これからも松本総院長をはじめ現場の先生たちと一緒に尽力していきます。

 

 

わたしの拙い体験記を最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

またいつかどこかでミニ講演会を開催し、わたし自身の体験を通じて皆さまに安心と希望を与えることができることを願いつつ。

 

 

2017年10月22日

 

 

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