【変形性股関節症生活記】間欠性跛行と回復力
わたしは、今でこそ1時間以上継続して歩くことができるようになりましたが、ここにたどり着くまでには大変な苦労をしました。
10分歩いてはへたばって休み、また10分歩いてはへたばって休み・・・なんてことを繰り返しながら今に至ります。
間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状をご存知でしょうか?
間欠性跛行とは、『動脈硬化により血管に十分な血液を送ることができなくなり起こる「閉塞性動脈硬化症」と、脊柱管(背骨に囲まれた管状の空間)内の神経圧迫による「腰部脊柱管狭窄症」』を主な原因としてあらわれる症状のことを言います。
実際に表れる症状としては、『少し歩くと、足が痛くなったりしびれたりすることで歩けなくなり、少し休むと、また歩けるようになる状態のこと』であり、上記の原因はともかく、このような症状をうったえる股関節痛患者さんは少なくありません。
わたしも状態が悪かった頃はちょっと歩くとすぐに股関節周辺に痛みが出だして跛行してしまい、歩けなくなっていました。
ですが、病気の筋肉が改善するにつれ、連続歩行可能距離が長くなり、結果的に筋持久力も長くなっていきました。
ちなみに、歩くことだけを目的とした散歩(ウォーキング)では、速足で歩くことで荷重が分散されるせいか割と長く歩けるのですが、きついのはゆっくりと歩くときです。
例えば、買い物・ウィンドウショッピングなどゆっくりと歩くときは荷重時間が長くなるせいか、今でもけっこうきついですね。
それでも、休憩をはさみながらであれば、何時間でも歩けるようになりました。
昨年に家族とディズニーランドに出かけたときは、こまめに休憩をはさみながら、朝から夜の閉園時まで歩き続け、歩数にして2万歩以上歩きました。
股関節の状態が良くなるにつれて感じたこと。
それは、筋肉(筋力)の回復度合い。
休憩後の動き方がスムーズになり、徐々に「回復力」が上がっていきました。
ご参考まで、回復力のことを英語ではレジリエンスというのですが、専門分野でも使われる用語です。
回復力について書いたブログはこちら ☞ 回復力(レジリエンス)
原因が脊柱管狭窄症などであるか否かにかかわらず、しばらく歩くと痛みで歩けなくなるが、休むとまた歩けるという症状ですので、わたしも間欠性跛行であると言えます。
現象的には間欠性跛行なのかもしれませんが、休みながらでもこれほど長く動けるようになり、それが年を重ねるほどに伸びているように感じられるのは本当にありがたいことです。
「5分しか歩けない」
「10分歩くのが限界なので、外へ出歩く勇気がない」
わたしもかつてそうでした。
あまりにも動けない自分が悔しくなり、外で杖をつきながら歩いている時に涙があふれてきたこともありました。
自骨の手術(臼蓋回転骨切り術)のせいで脚長差が生じ、患側の脚が3cm以上短くなりました。
それによる腰痛・背中痛にずっと苦しんできました。
股関節周辺のみならず下半身全体が筋肉の病気(いわゆる筋・筋膜痛症候群)状態になり、深圧スタッフも驚くほどのしこり(筋硬結)だらけでした。
それでも、時間はかかりましたが、地道に筋肉ほぐしを続けてきたことでゆっくりとながらも回復し、今に至ります。
しこりがほぐれ、筋肉の質が回復するにつれて歩ける距離も長くなっていきます。
しこりがほぐれる = 血流が改善される
ということですので、間欠性跛行も改善されるということです。
股関節痛、変形性膝関節症と一言で言っても、その症状は多様であり、また発症から現在に至るまでの推移によっても対処法は異なりますので、わたしのケース(回復例)が全ての方に当てはまるとは限りません。
しかし、松本深圧院での臨床実績を踏まえてみても、痛みの主な原因は筋肉などの軟部組織にあり、病気状態にある筋肉を改善させることによって、痛みも緩和されて動けるようになった方が大勢いらっしゃいます。
股関節周辺の筋肉を良い状態にすることで、筋肉は股関節を守ってくれるし、緩衝材の役割をしてくれます。
何度でも主張します。
股関節を長持ちさせるのは筋肉です!
いま少ししか歩けずに悩んでいる方も、粘り強く筋肉ケアを続けていくことによって回復力もついて長く歩くことができるようになると信じています。
松本深圧院(深圧)は皆さまに安心と希望をあたえ、皆さまの痛みを除去し、皆さまのQOL(生活の質)向上のためにサポートし続けていきます。
2026年5月23日
鎌倉 建長寺の庭園

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