筋肉が緩むとどうなるの?
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、湿気に弱い松本です。
いよいよ17日は股関節シンポジウムです。
だいたい資料が出来上がり、気の弱い私は緊張してます。
ここしばらくは銀座にいて、夜は街をうろついて汗をかくようにしています。
今回は銀座から、勘違いされやすい『緩む』の意味を説明します。
🍓『緩む』には病的な『緩む』と正常に戻る『緩む』がありますので、勘違いされている方も多いように感じます。
そこで、わかりやすい靭帯と筋肉の例を取り上げてみますね。
靭帯(じんたい)は非常に強固なバンドで、関節が脱臼しないように止めるのが役割です。
関節の袋である関節包のすぐ外側にあるイメージです。
その外側に筋肉がありますね。
靭帯は強固な事が特徴です。
脳からの命令で固くなったり緩んだりはできません。
一般的に靭帯は関節が伸びているときに固く緊張し、関節が曲がると緊張が緩むような位置にあります。
脳からの命令ではなく、単に位置関係で固く緊張したり緩んだりします。
関節が曲がっているときの『緩む』は正常なことです。
しかし、ケガをして関節が伸びているのに靭帯が『緩む』状態は病的です。
ケガをして靭帯が病的に緩んだときは、靭帯が関節を守る力が弱くなりますので関節がぐらぐらします。
このように靭帯には正常な『緩む』と病的な『緩む』があります。
一方、同様に筋肉にも正常な『緩む』と病的な『緩む』があります。
筋肉の場合は、神経麻痺意外はほとんどが正常な『緩む』と考えた方がわかりやすいと思います。
例えば、神経が骨や筋肉に圧迫されると、神経麻痺が起こり結果的に筋肉が緩むのですが、これは麻痺という病的な状態です。
この症状の異常さは皆さんでもすぐに気づきます。
本来動くべき関節が動かなくなりますからね。
正常な筋肉の場合、力を入れると筋肉は固く緊張し、力を抜くと筋肉は緩みます。
筋肉は脳からの命令で動く事は、靭帯との大きな違いになりますね。
筋肉が病気になると、筋肉は緩めなくなってしまいます。
力を入れたときは固く緊張するのですが、力を抜いたつもりでも筋肉を触診すると固いままなのです。
力を抜いても固いままの筋肉は、痛みを出し、筋力を発揮しづらくなり、急につったりしやすくなります。
歩いていて急に足が動かなくなるような時は、筋肉がつっていることがほとんどです。
血液循環の悪さが原因です。
深圧はこのような病的な固さをもった病気の筋肉を緩ませて、筋肉が正常に働ける状態にします。
以上の説明をもっと分かりやすく書くと、
「靭帯の『緩む』は病気、筋肉の『緩む』は正常に戻ること」
『筋肉が緩むとぐらぐらして力が入らない。』
これは嘘です。
靭帯の話と筋肉の話とがミックスされているように感じます。
筋肉は力を抜いているときに緩んでいることが正常で、緩めば緩むほど力を入れたときの筋力が高まるのです。
筋力が高まるということは、関節が『ぐらぐら』ではなく関節が『安定する』のです。
深圧の後、歩いてもらうと「あっ、軽い!」と言われることが多いのですが、それは筋力が高まったからです。
筋肉が異常に固くなると筋力は低下し、筋肉が正常に緩めば一瞬にして筋力は高まります。
これは筋肉の病気が改善し、筋肉が正常に戻ったことを意味します。
皆さんも、病気の時は筋力が出ないことを経験したことありませんか?
筋力を高める方法は筋トレしかないと考えている方には理解が難しいかも知れません。
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる!
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