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感染症

みなさん元気、ぼく元気。

どうも、11月の男松本です。

残念ですが平成最後の11月も今日で終わります。

明日から銀座はクリスマス一色になることでしょうね。

今日はそんな銀座から、最近考えさせられた患者さんの記事です。

 

🍓その患者さんとは最近お会いしていませんが、付き合いは20年以上になります。

その方は顔が広い方なので、その方の情報は多くの患者さんを通して入ってきます。

 

その方は人工股関節の手術を受けて順調に生活をされていました。

ところが最近高熱と共に感染症を示す血液検査結果が出たそうなんです。

人工股関節患者さんの感染症は虫歯菌からの感染症というのをよく聞きますが、この方の場合は全く原因が異なったようなんです。

 

 

皆さんの中で、帯状疱疹にかかったことのある方は多いと思います。

帯状疱疹とは、かつて水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのある方ならだれでも体内に持っているヘルペスウイルスによって引き起こされる病気であることは有名ですね。

皆さんが心身の疲労などで免疫力が低下した時に、体内にあるウイルスなどが活動を始めて病気になることがあります。

 

感染症はだれにでも起こる病気ですが、細菌やウイルスが体外から体内に入って起こされることが多いので、マスクなどで外部からの細菌やウイルスを防ごうとしている方は多いと思います。

ところが、この患者さんの人工股関節への感染症はもともと体内にあった細菌かウイルスが原因だったようなんです.

この方が免疫抑制剤などの薬を飲んでいたということは聞いていません。

このような話を聞くのは初めてでしたので、確率は非常に低い(0.3%~3%)ですが記事にしました。

 

 

人工股関節手術を受ける前には、歯の治療を行うように指導される方も多いと思いますが、それは術後の虫歯菌からの人工股関節への感染を前もって予防する意味があると思います。

しかし、印象としては人工股関節手術前に手術の利点だけを説明する先生が多いように思います。

手術の前には、確率は低くても『手術後に起こりえる合併症』の説明は不可欠だと思います。

 

股関節に限らず、人工関節の手術には次のような合併症が考えられます。

 

【人工関節手術の主な合併症】

1.深部静脈血栓症(DVT)と肺塞栓症(PE)

2.神経麻痺

3.感染症

4.骨折

5.脱臼

6.人工関節のゆるみ

7.人工関節の破損

 

もちろん、この中には感染症は含まれています。

 

結局この患者さんは再手術を受けました。

おそらく、抗生物質による治療が効果なかったと思われます。

抗生物質は細菌には効果的ですがウイルスには効果が無いので、この方の感染原因はウイルスだったと思われます。

体内にあったウイルスが免疫力低下によって人工物に付着したのですね。

 

再手術では、切開して中にいるであろうウイルスをきれいに洗い流したと思います。

その後、人工股関節の一部であるライナーとかインナーと呼ばれるポリエチレン(人工軟骨)だけの交換で事なきを得たようで安心しました。

 

 

次回の記事では、主な合併症一つ一つについて書いてみますが、重要なことはこれらの合併症を可能な限り未然に防ぐことですね。

 

 

これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
   
 
  
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる

 

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