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股関節の変形も治ります。2

みなさん元気、ぼく元気。

どうも、手洗い魔の『ま』は松本の『ま』でおなじみの松本まじめです。

新コロちゃんの影響でキャンセルが増えています。

が、そんな時期を狙って予約回数を増やしてくださる(増やしたかったみたい)方々もいてありがとうございますの三乗くらいありがたいです。感謝。

 

早く不安な日々が終わってほしいものですね。

まけへんでぇ!

※只今、社長は札幌店の契約に出かけています。

銀座店では来週から新しいスタッフの面接が始まります。

 

 

 

🍓股関節専門医のバイブル『変形性股関節症 診療ガイドライン』によると、わが国では臼蓋形成不全を基盤とする二次性の変形性股関節症が80%以上を占めるため、股関節症の自然経過を知ることは適切な治療法を選択するうえで重要である。

しかし自然経過を対照群と比較する研究はなく、すべての研究が分析的横断研究で、我が国からの報告であった。と
書かれています。

 

つまり、変形性股関節症に対して適切な治療法を選ぶには変形性股関節症の自然経過を知ることが重要であるにもかかわらず、自然経過に関する研究がほとんど行われていないのが現状の様なんです。

 

十分な研究もおこなわれないまま、「この病気は進行性の病気だから・・・」とか「どんどん悪化する病気だから・・・」と説明することは、「治療法は手術しかありません。」と説明するための前振りととらえられても仕方がないかもしれません。

変形性股関節症の自然経過をしっかり研究できていないので、選択肢が手術しかないと考えることもできるのです。

 

1980年~2000年頃の股関節専門医の先生方の中には、変形性股関節症の自然経過を明らかにしようとした先生方もいましたので、その一部を紹介してみます。

 

私が10年間勤務していた埼玉医科大学病院の海老原克彦先生らは1989年に進行期及び末期変形性股関節症患者の自然経過について報告しています。(現在西東京総合病院で活躍されている種子田先生の名前もありました。懐かしい。)

この研究では、進行期・末期股関節症の自然経過では約1割の症例に疼痛の自然緩解がみられ、初診後1年間の経過観察が勧められた。関節面の適合性の改善、roof osteophyte(臼蓋にできる骨棘)やcapital drop(大腿骨にできる骨棘)の形成、骨硬化像の増強などの骨形成変化、リモデリングは疼痛の改善に関連していた、と報告しています。

この内容をわかりやすく説明すると、変形性股関節症でも重度な進行期や末期の患者の場合、骨にできる骨棘、レントゲンでは非常に白く映り骨密度の高い骨硬化像、骨が新しく作られ形が整うリモデリング(骨の再構築)という骨の変化によって股関節痛は改善するということです。

 

また、1996年、岡山大学整形外科の赤沢啓史先生らも進行期・末期の10年以上の自然経過について報告しています。
この研究では、10年以上の経過観察が可能であった進行期・末期股関節症患者で十分な骨棘形成や、大腿骨が短縮し寛骨臼下縁小転子で支持された片側の進行期・末期症例ではTHA(人工股関節手術)を待機できる可能性があった、と報告しています。

 

この内容をわかりやすく説明すると、変形性股関節症でも重度な進行期や末期の患者の場合、骨棘や骨の変形による支持力が向上すれば人工股関節手術を行わなくても良い可能性があるということです。

これらの結果からは、骨棘、骨硬化像、リモデリングという骨の変化は、一般的に『変形』と呼ばれ悪者扱いされ説明されていますが、その真の姿は股関節痛を改善させ変形が治るために骨を変化させるという自然治癒力が働いていると考えられます。

やはり、変形とは治るための修復であると考えるべきですね。

 

次の記事では、このような様々な骨の変化一つひとつが自然治癒力による修復であることについて説明します。

 

 

これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
     
    
 
 
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる

 

こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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骨硬化像(こつこうかぞう)
レントゲン写真をよく見ると、骨と骨が接する部分が濃い白色の骨に写っていることがよく見られます。
このレントゲン像は、骨硬化像と呼ばれています。
レントゲン写真で白く映るのは骨密度が高いことを意味します。本来、レントゲン像で問題になるのは骨萎縮(こついしゅく)とよばれ骨が黒く映る場合だと私は考えますが、この骨硬化像は非常に白く写るにもかかわらず変形という悪者扱いされたイメージで説明されることが多いと思います。
骨と骨が接する股関節関節面がなぜ白く硬くなるのかを考えることが重要でしょう。
骨と骨が当たって骨が潰れるのではないかと思われるくらい骨が黒く映ってしまうと、私でも患者に対して脚をかばうように指導するかもしれません。
ところが、骨硬化像があると、骨密度が高く骨がしっかりしているので安心して「悪い方の脚に体重をかけて下さい。」と指導することができます。
実は、ほとんどの患者で骨硬化像は確認できます。
骨硬化像も、先に紹介した研究でも報告されていたように、骨を守るための修復作用としての自然治癒力による治癒行為だと考えるのが常識的です。リモデリング
 もともとリモデリングとは様々な分野で用いられている言葉です。人体の細胞の入れ替わりや新陳代謝という言葉を想像するとリモデリングのイメージが理解しやすいかもしれません。
骨に関しては骨粗鬆症の分野で頻繁に使われるこの言葉だと思われますが、実は変形性股関節症による変形が治ることを象徴するような言葉かもしれません。
骨のリモデリングとは、骨の再構築という意味になります。
骨は骨を作る骨芽細胞(こつがさいぼう)による骨形成(こつけいせい)と、骨を壊す破骨細胞(はこつさいぼう)による骨吸収(こつきゅうしゅう)を繰り返して常に骨を再構築(骨リモデリング)しています。
このリモデリングは常に行われているということが非常に重要です。
変形性股関節症による変形は、いかにも無秩序に何のルールも存在しないように破壊されていくように説明され過ぎだと感じています。変形性股関節症の診断名を受けても、人は生きているわけですので当然リモデリング機能は体内で行われています。まずは、この事実をよく理解してほしいと思います。
変形性股関節症の場合は、通常のリモデリング機能に加えて、さらにもう一つの強力なリモデリング機能を持っていると私は考えています。それは、股関節に炎症が起こった時に関節内に発生する炎症メディエーターと呼ばれる各種の物質による強烈なリモデリング機能です。この炎症に関しては第2章で詳しく説明します。
もう一つ重要なことは、この骨に起こるリモデリングは、重力の影響を受けるということです。わかりやすく説明すると、脚に体重をかけることで骨のモデリング機能は維持向上されるということです。
宇宙飛行士が、重力の少ない環境で長期間過ごしていると、骨形成より骨破壊の方がうわまって骨粗鬆状態になることでも理解しやすいと思います。
変形性股関節症による変形が治るのは元の形に戻るのではなく、一度変形を起こした骨をリモデリングして元の形とは異なった形で治るのです。この治った骨の形は、非常に綺麗です。
それは、全体の形というより、関節面の形が非常に綺麗に丸みを帯びることが多いです。
この、元の形とは異なった綺麗な形のレントゲン写真を見た時、単なる変形と考える先生は多いと思います。
このリモデリングに基づくレントゲンの見方が一般的になった時、変形性股関節症患者に対する診察法は大きく変わると思います。
皆さんの骨は一生懸命治ろうと頑張ってるのです。

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