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股関節の変形も治ります。3

みなさん元気、ぼく元気。

どうも、来週から銀座あたりの劇場が一斉に再開します。

このようなニュースが重なるであろう来週あたりから徐々に世の中の雰囲気が変わると予想している予想屋まっちゃんです。

新コロちゃんのせいで、本の執筆は進みました。

 

今のところ新コロちゃんの封じ込めには成功してますね。

みなさんストレスが貯まっていることでしょうが、もう少しですよ❗️

 

 

 

🍓今回の記事では、変形が治る時に起こる骨嚢胞骨棘ついて簡単に説明します。

骨嚢胞(こつのうほう)
骨の変形によって骨の中にできる穴のことですが、体重をかけても潰れない穴です。
この穴について病院では

「骨に穴があいているのですでに末期ですね。」
「この穴がつぶれたら大変です。」
「この穴がつぶれないように足をかばってください。」

と説明されることが多いです。
そのように説明された患者はどうなると思いますか?

いつ骨嚢胞が潰れるのか心配で脚に体重をかけられなくなるので、骨も筋肉も痩せ細り、常に恐怖心にさいなまれています。これが筋力低下や骨密度の低下を招く一因なのです。

繰り返しますが、骨の変形は治りますので、骨の中にできる骨嚢胞も治るためにできるのです。
1983年、京都大学医学部整形外科教室の上尾豊二先生らは、骨の中にできる穴が単に否定的な存在なのか、それとも身体を守るための防御作用としてできるのかを調べています。
この研究の結果、骨の中に穴ができることは結果として骨の力学的強度を増し、生体力学的に変形を強化する作用があることが示されたと報告しています。(臨床整形外科 18巻13号 1983)

股関節の骨に加わる衝撃力を穴の周りに集中させることにより、骨の他の部位が傷まないように身体を守るための防御作用として骨が修復されて骨の穴はできるのです。
驚くことに、今から37年も前に発表されている研究結果です。
私も今まで骨嚢胞が潰れたレントゲン画像は一例も見たことがありません。
さらに驚くのは、骨にできた穴が、数年後のレントゲン写真では完全になくなり骨細胞で埋まっていることもあります。
骨にできた穴は100%潰れませんとは言えませんが、非常に低い確率で起こることを、あたかも高確率で起こるかのように説明することは大きな間違いです。
私は、病院の診療時に骨嚢胞に関する説明をする時に改善するべき点だと考えます。

 

骨棘(こつきょく)
骨の変形によって骨にできるトゲ(棘)は皆さんに危害を加えないどころか、この変形も治るための修復なのです。

変形性股関節症といっても個人差が大きく、骨に棘ができやすい方(増殖型変形性股関節症)やできにくい方(萎縮型変形性股関節症)がいます。しかし、ほとんどの患者にこの骨棘はできます。

変形性股関節症の原因となる病気はいくつかありますが、その中でも有名なのが臼蓋形成不全症(きゅうがいけいせいふぜんしょう)という病気があります。
股関節の屋根にあたる骨盤側の寛骨臼蓋が成長不全のため『屋根が浅い』状態の病気です。
臼蓋形成不全は、大人になって急激に起こるものではなく、子供の頃からずっとある病気です。
屋根が浅いので股関節としては不安定になります。

その不安定さを筋力でカバーするので、子供の頃は大きな支障なく大人に成長する方は多いです。
このような方が、何らかの原因で、例えば軟骨の破片が関節包を刺激して、股関節関節包に炎症が始まると股関節痛を感じますのでその時に初めて臼蓋形成不全症の診断を受ける場合が多いです。

この屋根の浅い臼蓋形成不全症の方で、まるで屋根のひさしのように骨の棘、骨棘(こつきょく)ができることが多いです。
レントゲン写真では、正面画像で棘のように見えるので、「この棘が当たって痛みが出ているのです。」と、これまた当然のように説明する先生がいます。
骨は立体の構造ですので、立体的に見るために多方向でレントゲン写真を撮るのが原則で、骨を立体的に見れば、これが棘ではないことはすぐにわかることです。

この骨棘ができることで手術を回避できる方は多いです。
かつて、私が患者さんと共に山梨県の富士温泉病院矢野英雄先生の診察室を訪れた時、その患者の骨棘のレントゲン写真を下側から特殊な方法で撮り、「しっかり屋根ができていますね。もう手術は必要ではありません。」と説明されたことを覚えています。
この骨棘は、帽子のつばだと考えるとわかりやすいでしょう。
横から見ると尖った棘の様に見えるのですが、下から見るとしっかりと広い面積の帽子のつばが確認できることでしょう。

 

 

股関節では、この帽子の中に大腿骨頭が入っていることになります。
もっとわかりやすく説明すると、この帽子のつばが元々なかった患者(臼蓋形成不全)にしっかりとしたつば(骨棘=屋根)ができることによって股関節が非常に安定し、骨や軟骨や筋肉への負担が減り股関節痛が出なくなり変形性股関節症が治っていくということです。

1991年東京医科大学整形外科の伊藤康二先生らは骨棘形成についての研究を行っています。
その結果、骨棘がどのようにしてできるのかということには諸説あるが、関節は荷重、関節運動などの力学的要因を受けて構築学的に安定した方向へ成長、変形していく修復機転が働いていくものと思われると報告しています。(東医大誌49、1991)

つまり、屋根が浅くて構築学的には不安定となっている股関節に骨棘ができることは、股関節を安定させる為の修復作用であるということでした。
骨棘ができることは良いことだけではなく、骨棘ができることによって関節可動域が狭くなることはあります。
しかし、ほとんど神経の無い骨棘ができて、ほとんど神経の無い骨に当たっても強い股関節痛は起きませんし、先にも書いたように骨棘は骨の棘(とげ)とは書きますが、実際には棘ではないので、筋肉に刺さって痛いということはあり得ないのです。

したがって、「この棘が当たっていた痛みが出ているのです。」という説明は大きく間違った説明であるということになります。
皆さんは、このような間違った説明に心を乱されないようにしてください。

 

私の患者さんで、病院の診察時にレントゲン写真に写った骨棘を指しながら「この棘が当たって痛みが出ているのです。」と先生から説明された方がいました。
その方は、骨棘の本当の姿を理解していますので、「あ、そうですか。」と先生に答えながらも、心の中では『よしよし、しっかり屋根が育っているぞ。』とにやけたとおっしゃっていました。

 

このブログの内容の様な考え方が理解できているとこの方の様に心が救われるのです。
骨にできるトゲと言われている骨棘は、股関節をより安定させるためにできる修復作用ですので、骨棘ができることによって股関節痛は必ず和らいでいくのです。
私は、病院の診療時に骨棘に関する説明をする時も改善するべき点だと考えます。

皆さんの骨は一生懸命治ろうと頑張っているのです。

 

次回は、骨硬化像(こつこうかぞう)リモデリングについて説明します。

 

🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる

 

こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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